外壁塗料の期待耐用年数とは?
「外壁は何年ごとに塗り替えればいい?」
これは、ご自宅のメンテナンスを考えている方にとって大きな悩みだと思います。
外壁塗装は安い買い物ではありませんから、「できるだけ先延ばししたい」と考えるのも当然です。
ただし、「放置していて修理代が高額になっては困る」という点も大事ですし、判断が難しい問題ですよね。
そんなとき、参考となるのが「塗料の期待耐用年数」です。
これは、だいたいこのくらいの間は塗料が外壁を守ってくれる、という目安の数字になります。
ただし、この数字は絶対ではないので注意が必要です。
今回は、ご自宅のメンテナンスを考えている方にとって重要な、外壁塗装の期待耐用年数について詳しくご案内します。
コンテンツ
外壁塗装の耐用年数=塗膜の寿命
住宅を新築したときや、外壁塗装工事をしたときに、次の塗り替えは何年後くらいになるのか、気になりますよね。
その基準を決めるのが、「塗料の期待耐用年数」です。
外壁塗料の耐用年数とは、初めて塗装されてから、雨風や紫外線の影響で色褪せや剥がれなどの劣化が目立ってくるまでの期間のことです。
これは塗膜に「寿命」が来たとも言えます。
一般的に、適切な施工が行われた場合、短いものだと10年未満ですが、長いと20年以上保つとされています。
この期間の違いは、単に塗料の性能だけではありません。
塗料ごとの耐用年数はあくまで目安であって、塗料と外壁材の組み合わせや、建物の置かれた環境によっても変わってきます。
この点を、次に詳しくお伝えします。
塗料の耐用年数は絶対ではない
外壁塗装に関するサイトを見ると、この塗料の種類なら耐用年数は○○年という表記があると思います。
実はこの数字は、あまり参考になりません。
同じ種類の塗料でもグレードがあるため、この種類ならこれだけ長持ちするなどと一概に言えないからです。
もともと塗料メーカーが発表している塗料ごとの「期待耐用年数」は、促進対候性試験という実験環境をもとに算出されています。
そのため、理想と現実に違いが出ることは十分考えられます。
たとえば、下地と外壁素材の相性や、ご自宅の周辺環境(湿度が高い、日当たりが悪い、海岸が近くて塩害がある、風が強くて劣化が早いなど)によって、塗料の寿命は変わってきます。
塗料がダメージを受けやすい環境なら、耐用年数よりも早く外壁塗装をしなければならないかもしれません。
逆に、気候が穏やかだったり風通しが良い場所なら、耐用年数より長持ちするケースもあります。
塗料が劣化しているかセルフチェック!
ご自宅の外壁が劣化しているかどうかはある程度自分で見ることが出来ます。
塗料の耐用年数より前でも、塗り替えが必要になっているかもしれませんので、まずはセルフチェックしてみましょう。
チェックして気になる点が見つかったら、早めに専門家に相談してください。
チョーキング
まずは、外壁に手で触ってみましょう。
そのとき、白い粉が付いたらチョーキングという劣化のサインです。
剥がれ
目で見て、塗膜が剥がれている箇所があったら、再塗装が必要な状態です。
塗膜が剥がれている場所は防水できていないため、雨漏りやヒビ割れの原因になります。
ヒビ割れ
塗膜の劣化や、風雨災害の影響で、外壁にヒビが入っていることがあります。
そこから雨水が内部に入ってしまうため、至急修理が必要です。
ヒビ割れの種類によっては、その箇所だけの補修で済むこともあるので、まずは業者に相談してください。
色褪せ、変色
塗料が本来の色から変わってきた場合、外壁の防水機能が落ちている可能性があります。
これも雨水侵入の原因となりえますので、早めの対処が必要です。
カビ、コケ、サビ
カビやコケが外壁に付着している場合、外壁の防水効果が落ちている可能性があります。
また、金属部が錆びている場合も要注意です。
このように、メンテナンスが必要なサインはいくつもあります。まずは自分でチェックしてみて、気になる症状があれば外壁塗装を検討してください。
塗料を長持ちさせるコツは?
それでは、外壁が劣化してしまう前に予防する方法についてもご案内します。
期待耐用年数が長い塗料で塗装する
外壁の劣化を防ぎたいなら、いわゆる「良い塗料」を使うことをお勧めします。
耐用年数が長い塗料はその分高価になることが多いですが、長持ちするので結果的にメンテナンス費が安くなります。
外壁を清掃する
外壁の汚れを自分で落とすと、カビやコケなどが生えにくくなります。
手が届く部分は、定期的な掃除をお勧めします。
塗装時に優良業者に依頼する
いくら良い塗料を選んでも、塗り方が悪ければ塗料は性能を発揮できません。
そのため、経験豊富で実績のある業者を探して依頼するのが一番安心です。
まとめ
外壁塗装は「この塗料を選べば10年は安心!」などと一言で言えるものではありません。
塗料の性能を正しく発揮するためには、きちんと施行できる優良業者に依頼する必要があります。
また、塗料の期待耐用年数は絶対ではないため、セルフチェックなどを通じて、ご自宅の状態を把握して置くことも大切です。
数字を絶対だと思い込まず、気になる点があればまずは専門家に相談してみましょう。
弊社でも、無料点検や無料見積もりを行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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