外壁塗装に使われる塗料の違いとは?
外壁塗装を行う際気になるのが、どの塗料にしたらよいのか。
色々あることは何となく分かるけれど、自己判断は難しいところです。
そこで今回は、外壁リフォームプランの中で使用している3つの塗料をご紹介いたします。
それぞれの特徴を知ることで、塗料選びの参考にしていただけたらと思います。
人気のスタンダード塗料
①シリコン塗料
シリコン塗料とは、塗料に含まれる樹脂の成分にシリコンが使われている塗料のことで、非常に安定した性質を持っています。
広く一般的に使用されており、ワンエコでは多くのメーカーの中から予算や劣化状態に合わせた提案が可能です。
<期待耐用年数>
約10年~
<メリット>
・低汚染性
塗膜が硬く、撥水性があるので水を弾き、水垢を防ぎます。透湿性も高く、カビや藻の発生も防ぎます。雨や泥も弾いてくれ、汚れにくい性質を持っています。
・高い耐候性
シリコン塗料の塗膜は約600度の熱に耐えられるといわれており、耐熱性に優れています。
また透湿性も高いため湿度の高い環境下でも結露が発生しにくく、塗膜の剥がれを防ぎます。
<デメリット>
シリコン塗料は汚れが落ちやすい一方で、重ね塗りする際に塗料を弾いてしまうこともあります。
既存のシリコン塗料の上から塗り替えをする場合は、特性を熟知した業者を選びましょう。
高い耐久性が期待できる塗料
②フッ素塗料
フッ素塗料とは、主成分の合成樹脂にフッ素が使われている塗料のことで、高い耐候性と美観性が期待できます。
外壁よりも劣化の早い屋根にフッ素塗料が選ばれるケースが増えてきています。
<期待耐用年数>
約15年~
<メリット>
・耐熱性
シリコンよりも結合力が強いことから紫外線に強いメリットがあります。
塗膜の大きな劣化要因となる紫外線の熱から建物を守ります。
・低汚染性
親水性が高く、付着した汚れを洗い流してくれます。
防カビ・防藻効果にも優れています。
・低摩耗性
耐摩耗性が高く、光沢の保持を高める事が出来ます。
シリコン塗料の場合、10年で20%の減少に比べて、フッ素塗料は20年で10%の減少というデータもあります。
<デメリット>
一般的なシリコン塗料と比べると高価な塗料です。
ですが、耐久性が高いため塗り替え頻度を減らすことができ、ランニングコストを考えると十分検討の余地があります。
超高耐候で長く家を守る
③無機塗料
無機塗料とは、塗料の原料に無機物を配合した塗料のこと。
無機物は劣化しない特性があり、塗料に使われることで高い耐久性を発揮します。
フッ素塗料よりも耐用年数が長く、塗り替え時に理想的な塗料です。
<期待耐用年数>
約20年~
<メリット>
・高耐候性
劣化しない無機物を使用しているため、雨や紫外線の影響を受けにくく、塗膜を長期間にわたって保護します。
フッ素を超えるほどの耐候性があるといわれています。
・低汚染性
親水性が高く、付着した汚れを洗い流してくれます。
またシリコンやフッ素などの有機塗料と比べ、無機塗料はカビ・苔の栄養分の含有量が少ないため、カビ・苔の発生を防ぐことができ、美観を保持します。
・難焼性
主成分が炭素を含まない無機成分で出来ているため、有機塗料と比較すると火事の際などにも燃えにくい特長があります。
<デメリット>
高い耐久性を持つため無機塗料もやはり高価となります。
ですが、フッ素よりさらに長い耐用年数を考えると、塗り替えが一番少なく済むため検討したい塗料です。
特に気候の変化が激しい昨今では、丈夫な家が求められているためニーズが高まっています。
ちなみに、外壁塗装の時によく耳にするラジカル塗料は塗料の違いではなく、「ラジカル制御型の酸化チタンを配合した塗料」の事を言います。
ラジカルとは紫外線による塗料の樹脂や有機顔料にダメージを与えるエネルギーの事を言います。
外壁をこすると手が白くなる「チョーキング現象」もラジカルが引き起こす現象になります。
当社で使用する塗料は基本的などの塗料もこの「ラジカル制御型塗料」になりますのでご安心ください。
最後に
3つの塗料を紹介しましたが、耐久性を重視するならフッ素塗料や無機塗料がおすすめです。
ですが大事なのは、やはりコスト面。
外壁塗装をご検討中で塗料についてもっと詳しく知りたい!という方はお気軽にワンエコへご相談ください。
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