塗装工事後に「あれ、おかしいな？」と思ったら……施工不良例と対処法をご案内します
外壁や屋根の塗装は、ご自宅の美観と耐久性を保つために重要です。けれど、残念ながら工事直後に塗装が剥がれてしまったり、数年後、塗料の耐用年数がまだ来ていないのにひび割れが起きるなど、お客様が困ってしまうケースが存在します。
それは、きちんと工事をしない悪徳業者だったり、技術力が足りない業者だったのかもしれません。ただ、優良な会社でもたまにミスしてしまうこともありえるので、けんか腰にならずにまずは状況を確認して、適切に相談することが大切です。
今回は、工事後に「きれいに塗れていないような気がする」「施工不良かも？」と気づいた方に向けて、施工不良の例と、見つけたらどう対処すればいいかをご案内します。
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◆施工不良にはどんなものがある？
まずは代表的な例を４つご紹介します。
施工不良の例①：希望した色と違う
工事直後に気づくケースと言えば色の間違いです。完全に違っている場合は、再塗装を依頼することができるでしょう。
ただし「イメージとちょっとだけ色が違う」という場合は、小さなパネルで確認して実際に大きく塗ってみたら雰囲気が違ったというケースや、室内で色を確認したけれど外で太陽に照らされると別の色に見えるというケースもあります。どんな場合でも、まずは施行した業者に相談してみることが大切です。
施工不良の例②：塗りムラがある
塗りムラとは、塗った部分の色が部分的に不均等な状態のこと。ムラがあると、塗膜の保護機能が低下して塗装が劣化しやすくなります。
施工不良の例③：塗膜が剥がれてしまった
工事した直後は大丈夫でも、しばらく経ってから、予定の耐用年数が経過していないのに塗膜が剥がれてくることがあります。これは、下地の処理に失敗しているなどのケースが考えられます。
施工不良の例④：工事の工程がおかしい
外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の三度塗りが基本ですが、工事過程を見ていたら塗った回数がおかしかった、など不安を覚えるケースも存在します。残念ながら工事費用を浮かすために手抜きをする業者や、後から追加費用を要求してくる業者もいますので、不安なことがあったらまずは状況を確認してみましょう。
このように施工不良が見つかると不安になりますよね。そこで、次に適切な対処法をご案内します。
◆施工不良を見つけたときの対処法
施工不良かな、と思ったら、まずは工事を依頼した業者に相談しましょう。
ただし、工事のミスだと決めつけて話すことはお勧めできません。外壁塗装は十年程度の長い保証期間がありますので、業者とトラブルを起こすと損をする可能性もあります。
何かの行き違いということもありますので、まずは今不安に思っていることを相談してみましょう。その後で、やはり業者がおかしい、と思ったら次のような対処法を検討してください。
対処法①：クーリングオフ制度を使う
クーリングオフ制度とは、契約から一定期間内なら購入した商品やサービスをキャンセルできる制度で、外壁塗装工事も対象となることがあります。この制度が使えるかどうかは、工事請負契約書に記載されているはずですので、確認してみましょう。まだ工事の契約前ということでしたら、クーリングオフについて質問しておくことをお勧めします。
対処法②：第三者機関に相談する
クーリングオフ制度は、絶対に適用されるとは言えません。そのため、業者との相談や再塗装工事の依頼がうまくいかない場合は、下記のような専門家や第三者機関にどうすればいいか相談しましょう。
- 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
- 独立行政法人国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/index.html
◆まとめ
外壁塗装工事で「施工不良かな？」と思ったときは、まずは工事の状況を確認して、工事した業者に相談することが大切です。その際は契約内容などももう一度読み返してみましょう。
そして、施工不良なのに工事のやり直しをしてくれないなどトラブルがある場合は、信頼できる専門家や第三者機関に相談することが大切です。場合によっては、法的措置なども必要になってきます。
こうならないためには、優良な塗装業者を選んで依頼することが重要です。もし工事にミスがあっても、優良業者ならきちんとやり直してくれるからです。
もちろん当社は、事前の相談も工事後のご相談もきちんと行っております。また、万が一施工不良があった場合は誠実に対応いたしますので、ご自宅の状態に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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