シェア80%以上の屋根材 アスファルトシングル
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世界基準の屋根材 アスファルトシングル
日本国内の住宅の屋根に使われている屋根材は多種多様にあります。
古くから日本の屋根を彩ってきた、粘土を焼成して作られる瓦屋根。セメントを成形して作られたセメント瓦やすっきりとした外観が特徴の薄型スレート瓦(カラーベスト)。最近では高耐候で錆にも強いガルバリウム鋼板を使った金属屋根など、現在の日本の屋根には様々な屋根材が使われています。
海を渡った国外の屋根材事情は、ヨーロッパでは日本と同じく粘土を焼成して作られる瓦の屋根材があります。
フランス、スペイン、イタリアなどで多く見られる赤土を使って作られたテラコッタ調のおしゃれな屋根瓦がそれにあたります。
それでは北米(アメリカ、カナダなど)の住宅の屋根事情はどのようになっているのでしょうか?
北米で誕生から100年以上 最も使われている屋根材「アスファルトシングル」
ヨーロッパで最も使われている屋根材といえば「天然スレート」屋根や、「瓦」屋根。フランス、イタリア・スペインなどで多く見られる赤い粘土で作られたテラコッタなどです。 日本と同じく「瓦の屋根」がスタンダードです。
しかし北米ではアスファルトシングルという屋根材が幅広く普及しています。アスファルトシングルとはどういった屋根材なのでしょうか?
このアスファルトシングルという屋根材の素材や特長、北米や日本でのシェアなど見ていきたいと思います。
アスファルトシングルは何でできているの?
カナダで考案された屋根材で、フェルト紙両面に良質のアスファルトを塗布してその表面に色の砂を定着させた素材です。
現在では改良が重ねられフェルト紙から繊維質のグラスファイバーに置き換わっています。
アスファルトシングルの本場はアメリカで、出来たのはは1860年代と言われています。
アスファルトシングルの本場北米でのシェア率
北米のアメリカ・カナダにおいて住宅の約8割以上の屋根に使用されています。
100年以上の歴史がある世界シェアナンバー1の屋根材です。
アスファルトシングルの特徴
アスファルトシングルにはこのような特徴があります。
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柔軟性が高く施工がしやすいのでデザインの幅が広いのが特長です。 カッターやハサミでも簡単にカットでき、シート形状なので、曲面や狭い場所などあらゆる場所に使用が可能です。 大変加工がしやすい素材となっています。また屋根のみならず外壁にも使用することができます。
アスファルトシングルの特長は簡単に言うと、防水シート+仕上げ材=屋根材となったものと言うことが出来ます。
なぜ日本で普及しなかったのか
現在日本ではアスファルトシングル屋根材のシェアはそれほど高くありません。
日本では国産の屋根材カラーベスのシェア率が高く、もしアスファルトシングルを屋根に使用したいとなっても施工実績も乏しく扱える業者も少ない状態です。また市場の供給量も圧倒的に少ないアスファルトシングルはここ日本では現在のところなかなか普及しにくい状況となっています。
今まで普及しない原因は、日本特有の気候にあるのではないかと言われてきました。
日本は自然災害大国です。台風や暴風雨の多い特殊な気候の中で軽量なアスファルトシングルは施工状態が悪いと風にあおられてパタパタと剥がれやすいのも原因です。
しかしご安心ください。
アメリカやカナダも寒冷地から熱帯地域、湿度の高い気候やさまざまな風土があり、その地域で140年以上にわたり幅広く使用されている屋根材ですので、しっかりとした施工の元なら捲れたり剥がれたりすることはありません。
今後日本でも注目を集める屋根材
施工の方法は専用の接着剤で張り付ける方法と、釘で打ち付ける方法があります。
ただ日本では施工経験や技術を持っている業者が少ないなどの普及しない原因があるようです。
日本での高い防災基準もクリアしているアスファルトシングル屋根材。
また扱いやすさやデザイン性の高さ、柔軟性があり軽量であるなど、屋根材としてとても優れていますのでこれから日本でも注目を集めつつあります。
アスファルトシングルの製造生産No.1であるオーウェンスコーニング社製のラミネートシングルが日本での認定を受けて以前に比べ日本でも手軽に施工できるようになりました。アスファルトシングルの普及も時間の問題と言えるでしょう。
当社でもアスファルトシングル屋根材をオススメ屋根材としてご紹介していますので、アスファルトシングルに興味をお持ちの方はどうぞお気軽にお問い合わせください
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